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2013年07月04日

●祝!80周年「文藝」

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雑誌「文藝」が80周年を迎えます。

私の生まれた年には表紙構成を 亀倉雄策先生が、
そして表紙の撮影を 細江英公先生が担当、

1955年頃には伝説の写真家 土門拳先生が表紙を撮影していた
という歴史ある文芸誌です。

(余談ですが、私は後年、亀倉雄策先生が創設された「日本デザインセンター
の写真局に入社させて頂くことになり、ご縁を感じております)

2003年に綿谷りささんの撮影をご依頼頂いたころからご縁があり、
「文藝」では様々な作家や表紙を撮影させて頂く機会を頂戴してまいりました。

なかでも記憶に鮮明なのは森山大道先生と荒木経惟先生の撮影でした。
写真をやっている方ならお分かりと思いますが、お二人は日本を代表する写真家で
その方達を撮影する日はとても緊張していたのを覚えています。
(お二人を撮影した時期は違います)

お二人の撮影で共通していたのは
「写真でセッションする心地よい感覚」でした。
言葉でうまく伝えられないのですが
まさに気づきの訪れた瞬間です。
ああ、写真撮影って楽しいな。と心底思いました。
と、同時にお二人の人間的な大きさに心打たれました。

掲載された写真は数ページでしたが
私にとってはとても大きな思い出となりました。

今号では佐々木暁氏のディレクションで
扉とグラビア写真を担当させて頂きました。

このような雑誌に関わらせて頂き、とても光栄に思っております。


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