●まだスタジオに籠ってます
sony webサイトのスチール撮影しました。
結局、先週はほとんどスタジオに籠ってました。もうすぐ冬だからいいかな・・・
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sony webサイトのスチール撮影しました。
結局、先週はほとんどスタジオに籠ってました。もうすぐ冬だからいいかな・・・
最近カタログ撮影でCMYK変換をどのようにしているか話したことがあった。いまだにカラーマネージメントは難しくカメラマン、デザイナー、製版技術者の間でデータのやりとりについてくい違いがあったりする。フォトショのモード変換の場合、印刷会社から製版機のプロファイルをもらって様々な情報をインプットしなければならない。例えばドットゲイン、ドットロス(インク太りまたはやせ)を18%にするか20%にするか。印刷の行程はjapanstandardV2なのかUSwebcortedなのか。インクの黒の最大濃度は380%か400%か。東洋インクか大日本インクかはたまたパントーンカラーは使うのか?などなど。しかし現状ではまだまだこれらのインプット作業をすっとばして(というか知らない人も多かったりして・・)変換している人が多いのが現状。そもそも印刷会社が使用しているCMYK変換ソフトはジェヌインだったりするので変換担当者は色出しに苦労する(色出しの責任はCMYKへ変換した人がおうべきものというのが業界の慣例)。撮影者側としては色出しのライティングやレンズ前の作業をしっかりとやり、キャリブレーションをとってクレームの出ないデータ作りをやっているのだが、納品した先のPCがウインドウズで「色が違って見える」なんて言われるとクラクラっとしてしまう。
藤川京子さんを撮影しました。
文藝賞贈呈式に行ってきた。勿論仕事で。ここのところずっと朝から晩までスタジオが続いているので外の空気が新鮮に感じる。贈呈式の場所は文士の集う山の上ホテル。とても趣きのあるホテルでいかにも作家が好みそう。ここ何年か授賞式の日には雨が降らなかったのに、この日は雨が降っていた。しかし、それがまた一層この歴史あるホテルをいい感じに演出していた。いつまでもあの佇まいでいて欲しい。
最近スタジオに籠りきりで三茶のジムにも行けてないので運動不足気味。強い陽光をあびるとくらっとすることがある。カメラマンの仕事自体、肉体労働なのだが使う筋肉は限られているので意外にメタボになりがちな職業なのかもしれない。
新卒で入社した日本デザインセンターの写真局が愛知県にある某大手自動車会社の車輛カタログを撮影していたために、入社1年目から愛知に行きっぱなしになった。3年経った頃の年間出張日数は200日を超える勢いであったため、東京に住んでいるのか愛知に住んでいるのかわからなくなったことがある。その時代に聞いたカメラマン伝説に木の上から4x5に1200ミリを着けての手持ち!?しかも流し取り撮影?!というのがある。現在なら4x5のクオリティはP45でも叩き出すことが出来るためハッセルにくっつけて手持ちも有りかなーとも思うが(でも、もし落としたらそこから飛び降りるだろうな・・・)その当時としてはオキテ破りの撮影だったに違いない。しかし時はデジタル全盛の時代で車輛撮影の方法も変わりつつある。ほんの少し前までは崖っぷちでの同時走りの撮影等は危険な為、ディグという撮影車輛の角から出した竿のようなものの先端にカメラを着け撮影していた。そのくらいの撮影方法でさえも画期的で驚いていたのだが・・・今はその程度のことで驚く世界ではなくなってしまった。スタジオで3日もかけてライティングをし8x10で撮影していたくらいのハイクオリティなCGが描けるようになったというのだ!しかも一度入力したデータで全アングルからの描写も可能!照明も8月のハワイの5時の光でーなんていうオーダーも可能らしい。オキテ破りどころの話ではない。カメラマンからすればある意味反則である。
写真はミニカーのおろちです。
ドレスメーカー様のカレンダー・広告撮影しました。
アンジャッシュ 渡部さんを撮影しました。
自分の中で「伝説のエディター」と呼ぶUさんという人がいる。
10年前、出会った頃のUさんはハーレーダビットソンに乗り、革ジャンに革のパンツを履きロックが大好き。勤めていた会社もそこの社長と大喧嘩して辞めてしまう!?というとてもアグレッシブな生き方をしていた。Uさんが登場すると頭の中に「BORN TO BE WILD」がBGMとして流れ出す。そんな人だ。だがロックな外見とは裏腹にエディターは企画力が大切だ!と言って憚らず真面目で勤勉家(今、この言葉使わない?)な面もあり、その言葉通り実に面白い企画がポンポンと飛び出してくる。まさに天才。でなければきっと相当な勉強家に違いない。そんな伝説のエディターUさんの登場テーマソングが今変わりつつある。
お互い猫好きで、知り合ったのも猫本の撮影だったのだが最近のUさんはますます
猫に関しての専門化が進み、ついにテレビにも登場!?いまや出版、webの世界ではその筋のカリスマだ。おかげで私の頭の中で流れていた彼のテーマソングは猫缶キャOットのプリティなCMソングが流れるように・・・。BGMはどうあれその生き方、リスペクトである。
写真の世界もフィルムからデジタルへの過渡期を終了しつつある。商業写真の世界ではもはやフィルムは過去のものとして認識され、うちの仕事も今年のデジタル稼働率は現在まで100%!!でフィルムの出番はありそうにもない。芸術としての生き残りをかけたフィルムも商業主義の波にはあらがえないだろうし、そもそもメーカーが採算の取れないものをいつまで残しておいてくれるか定かではない。エディターの中にはwebの編集経験のみでフィルム入校を知らない人もいるらしいが、写真の世界でもそうゆう点では同じ。先日行った某スタジオでは中判のフィルム交換をしたことがないスタジオマンがいてびっくりした。3年前までは確かにハッセルのフィルム交換を最低でも1分以内で出来なければ一人前とは認められないという風土があったのだが・・・
五月みどりさん を撮影しました。editorial表紙撮影