●南相馬パノラマ
福島で撮影があったので南相馬の海岸まで行ってきました。
原発からは35キロくらいでしょうか・・
東京ではあのような感覚を実感できなかったのですが
一人で現地の人気のない荒野の中に立って、吹き抜ける風の音や潮のにおいを感じ、がれきの山や破壊された建物を見ていると厳粛な気持ちになりました。
距離と時間経過によって人の感覚が薄まることは仕方がないこととは思いますが
現地に立つとまだまだ震災の傷跡は癒えていないことを実感しました。
きっと津波は写真中央から轟音とともにうねりながら襲ってきたのだと想像します。
今年の世相を表す一字は「絆」だそうですがとても大切な一字だと思います。
写真は全周パノラマに合成してあります。
福島駅で運良く借りられたレンタカー(松の木の下に写っています)
を起点にして撮影しています。左右の松の木は同一のものです。
海岸右の遠くに見える施設は東北電力火力発電所
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