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2015年09月02日

●機材軽量化計画

普段はコメットとフォトナのジェネ使いなのですが
フットワークが求められるロケにはGodoxの使用率が増えてきました。
備忘録としてそれぞれの使用感を綴りたいと思います。
(あくまでも個人の使用感です)

Godox「V860」と「AD360」をそれぞれ2灯づつの使用です。
2機種とも軽くてパワフル。
チャージが早くフルパワーで20発の連続撮影が出来ます。
この20連発は既存のクリップオンではまず難しく、(MG8000を除く)
人物撮影時とても重宝しています。

(既存のクリップオンタイプはフルバワー発光だと20連発に到達せずに
オーバーヒートしてしまいます。
特にストロボのズーミングを広角側に合わせていると
発光管とパネルの距離が近くなり10連発程度でも
パネルが焼けてしまう事も有りますので要注意)

V860s.jpg

AD360s.jpg


「V860」は使用して半年くらい経ちます。
日本では最近ケンコープロフェッショナルイメージングから
発売されたばかりですが
上海では既に発売されていたので
個人輸入して使用していました。

「V860」は「V850」の後継機種で露出オートが使えるようになっています。
ただカメラ側の露出をプログラムにした時は適正露出に「近い」のですが
カメラ側をマニュアルモードにしてストロボをプログラムオートで
日中シンクロしようとするとハズします。
まぁ無いよりかは有った方がよいですけど・・・
見た目はクリップオンですが、写真のように他社ブラケットを装着すると
モノプロックのようにアンブレラもボックスも付ける事ができます。
(写真右は何れもコメットの18cmリフレクター装着時)
「V860」の配光特性は前機種の「V850」と同様なので、
ボックスか傘を使うか、何れにしても光の加工が必要となります。

ガイドナンバーは58です。
バッテリーは「V860」と「V850」は共用です。
送受信機は2.4GHzkのラジオスレーブで、
送信機については「V850」と「AD360」で共用出来ますが、
受信機はそれぞれ形状が違うので、それぞれのものが必要となります。
カメラ側で送信すると同時に両機種の受信機で受信することができ
「V850」と「AD360」のカクテルライティングができます。

両機種ともにカメラ側につける送信機により調光可。
これはとーっても便利です。
ただし受信機のチャンネルダイヤルは回転しやすく
黒テープなりで止めたほうが無難です。
「V850」はリチウムイオンバッテリーフルチャージで1.5sec. 速っ!
500発は撃てるそうですが、そんなにもたないと思います・・
まぁ、カタログスペックは大体な感じで考えておいた方が無難です。
バッテリー問題は解決されたと言う話しですが
勿論予備バッテリーは必須でしょう。

この写真は
「V860」を「AD360」にTK-BOXの100cmをつけて撮影し、逆に
「AD360」を「V860」にTK-BOXの100cmをつけて撮影しました。

色温度は変えていないので「V860」の光は青く
「AD360」の光が黄色いのがよく分かると思います。
撮影時、混ぜて使用するときには注意が必要ですね。

「AD360」は400wくらいは有りそうです。
バッテリーから2本出しで給電していますので
400wのバッテリーストロボとしてはチャージは早いです。
フルパワーで2.8sec.くらいかな。
450発は撃てるという「話し」です・・・
気が向いたら検証してみます(笑)。

これらのストロボは
ロケ先で組み立てると受信機やスピードリングの装着、
発光管カバーとリフレクターの交換等のパーツ装着作業多いので
時間のないロケでは予め組んで行くことをお薦めします。
しかし、逆に組んでしまうと突起部分が多く破損しやすい形状になり
これはこれで運搬時に問題なのですが・・

そして「AD360」のAC充電器には要注意。
二本のコードは充電器の内部では1mmも離れていないので
内部で接触する確率が大きいです。
実際私の使用しているものは2台とも接触し高熱を発しました。
現在内部のコード2本を絶縁して使用中。
充電中は外出しない方が良いでしょう・・・(恐)

余談ですが、石英の発光管を使っている
NissinのMG8000も2台使用しています。
このストロボも配光特性に難ありですが
チャージの早いリチウムイオンが採用されれば最強になるのに・・
と思うこの頃です。
企業としてはリスクが大きいのでしょうか・・

今は「B4 」バッテリ-フラッシュキット400Wが気になっています。
明るいLEDのモデリングランプ付きのバッテリーストロボっていいですよね・・
LEDでライティングできるほど明るいのでムービーにも使えますしね・・

・・・物欲に負けないぞぅっ!

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