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2013年08月09日

●華ドレス

Ugraphys.jpg
(クリックで拡大画像がポップアップします)

先日、スタジオ撮影させて頂いたドレスメーカー様の広告写真です。
昨年は気温も高くストロボがオーバーヒートしたのですが
今年はオーパーヒート対策も万全で一度もオーバーヒートしませんでした。

ドレスは気品があり華のように彩度が高くまさに芸術品です。
一点一点職人さんが丁寧に作成されているので
撮影する私も緊張感をもって10年近く撮影しています。

最初にお話を頂いたときに想起したのは
故・秋山庄太郎先生の「花」の写真でした。

先生は生前、花の彩度を一番表現出来るのは
黒バックが一番良いとおっしゃられていたのを思い起こしました。
そこからドレスを華に見立てブラックに近いフロアー色と
黒バックで撮影することにしました。

そしてこだわったのは動感を出す為のポージングと
先端一部分のブレ感を出す為のライティング。

ポージングは一点一点、そのドレスにあったポージングを
研究しながら撮影しています。

ライティングはストロボ光だけだと全てが止まって見えてしまうため
ある角度からスポット光でサービスライトを入れて一部分のみブラしています。

ドレスは止まっているときと動いている時とは表情が
まるで違います。動いてこそ生きた表情が出てくるのだと思います。
職人さん、デザイナーさんの思いを
少しでも写真で表現できればと思い撮影に臨んでいます。


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