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2007年10月23日

●モード変換

最近カタログ撮影でCMYK変換をどのようにしているか話したことがあった。いまだにカラーマネージメントは難しくカメラマン、デザイナー、製版技術者の間でデータのやりとりについてくい違いがあったりする。フォトショのモード変換の場合、印刷会社から製版機のプロファイルをもらって様々な情報をインプットしなければならない。例えばドットゲイン、ドットロス(インク太りまたはやせ)を18%にするか20%にするか。印刷の行程はjapanstandardV2なのかUSwebcortedなのか。インクの黒の最大濃度は380%か400%か。東洋インクか大日本インクかはたまたパントーンカラーは使うのか?などなど。しかし現状ではまだまだこれらのインプット作業をすっとばして(というか知らない人も多かったりして・・)変換している人が多いのが現状。そもそも印刷会社が使用しているCMYK変換ソフトはジェヌインだったりするので変換担当者は色出しに苦労する(色出しの責任はCMYKへ変換した人がおうべきものというのが業界の慣例)。撮影者側としては色出しのライティングやレンズ前の作業をしっかりとやり、キャリブレーションをとってクレームの出ないデータ作りをやっているのだが、納品した先のPCがウインドウズで「色が違って見える」なんて言われるとクラクラっとしてしまう。

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